A-Luminousの驚異的なポテンシャルはどのように生み出されているのか。
一般的なハムバッカーと比較してみる
一般的なハムバッカー
①磁束線が広く散らかっており、全体的に高い位置にまで伸びている。
⇒弦振動が磁束帯のピークポイント(※1)では無く真ん中〜下部の方で起こっている為、信号そのものが小さく情報量も乏しいものとなっています。
②ポールピース内を分子レベルで見た際、「S」「N」が細かく連なる事で分子配列を成しています。
一般的なポールピースは不純物を多く含んだ粗悪な素材を使用している為、分子の配列順が崩れたり歪みが生じ易くなっている。
⇒①で発生した信号にロスが生じます。
③下記参照
④ワイヤーの素材も粗悪な物を使用するケースが多く、ここでも信号の歪みやロスが発生します。
上記の様な構造だと、発生から伝達の流れの中で信号そのものが薄く惰弱なものとなります。その結果他メーカーはマグネットを磁力の強い物を採用したり、コイルの巻数を増やすなどし音の太さを稼ごうとします。しかしそうする事で更に信号のクリアさは失われ、本来の情報(楽器本体の鳴りやプレイヤーの入力)はピックアップ内部で過度に失われ、実際に出力されるのは楽器本体やプレイヤーの入力では無く、ピックアップ側で作られたサウンドとなってしまうのです。
※1…磁束帯のピークポイントとは先端付近を言います。磁束帯の真ん中での弦振動と先端での弦振動を比べた際、生じる信号には雲泥の差が出る事が分かっています。
A-Luminous Humbucker
①磁束帯を出来うる限りポールピース付近に集め、ピークポイントである先端部分も低くする事に成功。
⇒限られた磁束線の本数(※2)であっても、磁束密度を極限まで高めつつピークポイントで弦振動を拾う事で、その情報量(信号の密度)はこれまでの常識を超えたレベルとなります。
②ポールピースの素材そのものにガーディアンならではの特殊素材(企業秘密)を用い、それを贅沢に削り出しで成形。出来上がったパーツを「焼き入れ→薬液漬け→再度薬液漬け」と3段階での処理を行う事で金属内の不純物を取り除き、分子配列そのものを整える。
⇒①で得た信号のロスを極限にまで減らし、クリアな信号伝達を実現しました。
③下記参照
④天然のプレーンエナメルワイヤーを使用。
⇒従来品と比べて格段にロスの少ないクリアで太いサウンドを生み出します。
⑤通常のピックアップボビンにはABS樹脂が使用されているが、アルミナスには非常に音響特性に優れた新素材(企業秘密)を採用。こちらも贅沢に削り出しで成形されている。
⇒ボビンだけでなく、アルミやポールピースといった全ての素材を音響特性重視で選んであげる事で、クリアでありながら硬くはない、非常に音楽的な響きを得る事に成功しました。
⑥ベースプレートと一体型を成す専用アルミボックスを採用。
⇒ベースプレート素材はサウンドへの影響も大きく、更にピックアップ本体を丸々包み込む事でマグネットの磁界をコイル内に集中させ、驚く程高密度な音像を実現しました。
※2…アルニコマグネットは着磁にも限界があり、磁束線の数そのものを増やす事は出来ません。しかしガーディアンでは、その音響特性から敢えてアルニコ5を採用しています。
別角度からの③詳細図
一般的なハムバッカー
アルミナス開発者の声 | 株式会社トキワ代表取締役:太郎良真己 このピックアップに使用しているコイル用ワイヤ-はUSAのMWS製で、有名他社も採用しているAWG42のエナメル線です。またマグネットには世界標準寸法のアルニコ5マグネットを使用しました。 |
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