今回は某メーカーの某アーティストモデルを元に、オーナー様ご自身の感性も取り入れながらのオーダーとなりました。
 
 
シェイプはg7-JM。そこにg7-STのアッセンブリー、パーツ類を落とし込んだイメージ。ハイブリッドで個性的なルックスに目が奪われます。
元となったアーティストモデルはどちらかというとモダンで綺麗な印象を受けるギターでしたが、本機は実にアダルトでヴィンテージライクな印象を放つ一本となっています。
 
カラーには3TS、そしてリアルなエイジング加工も施される事で先述のようなイメージとなっておりますが、これはルックスだけでなくサウンドの傾向も同様です。
ピックアップにはVintage Maniacsのセットを組み、各種ハードウェアパーツもヴィンテージライクなスタイルで統一。（というよりg7-STで使用しているパーツ類をそのまま採用しています）
これらによってルックスは勿論の事、鳴り感や出音までも枯れたワイドなトーンが印象的なモデルとして完成しました。

実際にはこのような仕様のヴィンテージギターは存在していませんが、あたかも半世紀前に存在したかのようなストーリーすら実感していただける凄みはg7ならではないでしょうか。
モダンなアプローチでありながら暖かみを持った不思議なモデルです。
正にカスタムオーダーだからこその一本。オーナー様にも是非末長く楽しんでいただきたいですね。