G'7 Special
g7-TL Type3
"Vintage Blonde"

製作秘話


 
今回はヴィンテージライクな雰囲気を大事にしながら、有りそうで無かったコンポーネントスタイルのg7-TLを製作させて頂きました。
 
イメージ的には50年代初頭のボディーに、60年前後のスラブハカランダ指板を擁したネックを組み合わせたハイブリッドなスタイル。
ボディーには軽量のアッシュ材を用い、強くラッカー焼けを起こしたブロンド(所謂バタースコッチと呼ばれる状態です)で仕上げました。
オーナー様からは1952年製のテレキャスターの画像を元にカラーリングのご要望を頂戴し、焼け色の強さやムラ感まで含めリアルにイメージを具現化していきました。レリックというわけではありませんが、塗装のカラー、フィニッシュのみで非常に雰囲気のある仕上がりが実現出来たのではないでしょうか。
 
指板には貴重なハカランダ材を使用し、太くパンチの効いた中域と、タイトなレスポンスを両立しました。
 
アッシュ+ハカランダ(ローズ)は非常に互いに無い帯域を補填し合うような理想的なトーンバランスが得られる事から、私も日頃お勧めしている組み合わせとなります。
本機はブライトさとタイトなパンチ、豊かな中域とサステインが絶妙に内包した見事なトーンで、加えてg7オリジナルサーキットであるW-Tone&4 wayスイッチの採用により見た目の印象以上に幅広い用途が想像出来ました。
 
ブラックガード+ハカランダ。ある種いいとこ取りのような一本ですが、想像を上回る完成度となったのではないでしょうか。
 
 

【Spec】
Body : Ash 2P
Neck : Hard Maple 1P
Finger Boad : Jacaranda / Jescar 22f / 305R
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05M-L
Bridges : Wilkinson WT3N
Pickups : GrinningDog Stax Master set
Control : 1Vol , W-Tone , 4way SW
Color : '52 Blonde
Finish : Half Vintage (Full Lacquer)

 
 

2020/1/23

ピックアップにはGrinningDog

ピックアップはGrinningDogのStax Masterをセットで採用。同ブランドの60Casterをベースにしながらも更にコアなヴィンテージファン向けのモデルで、絶妙の隙間感と確かなエッジを併せ持ち、センシティブなピッキングコントロールが求められる玄人向けのピックアップと言えます。
  

ブリッジにはWT3Nを採用

ブリッジにはWilkinsonのWT3を採用。ブラス3コマでダイレクトかつ太い音像が得られる上に、オクターヴピッチのセッティングもしっかり合わせられる優れものです。
 

ボディーカラーはヴィンテージブロンド

カラーリングは1952年頃のブラックガード期を意識したヴィンテージブロンド。ブロンドと言っても焼けたトップコートによって強く変色した状態を再現しており、ヴィンテージさながらの雰囲気を演出しています。
 

指板はハカランダを採用

指板には希少なハカランダを贅沢に採用。中域に特化した特性を持つローズですが、硬質かつ油分を蓄え易いハカランダは、タイトなレスポンスと艶を与えてくれ、音像の輪郭も見え易くなります。