G'7 Special
g7-JM Type1
〝Black Beauty〟

製作秘話


 
一般的なジャズマスターのイメージを覆し、スタイリッシュな雰囲気と太くパンチの効いたトーンでご好評を頂いているg7-JM。今回はその中でも王道と呼べるスタイルでまとめられた一本となりました。
 
ボディーにアルダー2P、ネックには硬質なハードメイプル1P、指板にはセレクトされたローズウッドを採用しました。
ご質問も多いのでこれらウッドトーンの特性に少し触れてみましょう。
 
 
●中域から立ち上がるローズ指板=硬すぎず扱い易い立ち上がり
●ブライトながら広がりのある中域が存在する事で、タイト過ぎずに太いトーンを得られるアルダーボディー=クリーンからドライブまで弱点も扱い辛さも感じない音像
●タイトな反応と明瞭感にも優れた音像が得られるメイプルネック=アタッキーで抜けも良く、あらゆるスタイルにマッチ
 
 
上記の様な特性が組み合わさる事で豊かな中域とタイトな反応、太い音像感とをバランス良く内包するウッドトーンを形成することが出来ます。
この組み合わせが他モデルでも非常に多く見られるのは、こういった秀逸なバランス感を求めての事と言えるでしょう。
 
 
話を戻しますが、これら基本となるウッドトーンとは別枠で個体差や素材差というのは確実に生まれます。
更に言うと一枚のボディーを用意して、そのウッドトーンが優れたモノであったとしても組み合わせるネックによってトーンは激変するのです。各素材を良質なモノとするのは当然として、より大事なのは素材同士のマッチングであると考え、職人の熟練の感覚によるハンドセレクトは必ず行うようにしています。
 
そしてそこで手に入れたウッドトーンをより魅力的な鳴りへと進化させるのが塗装工程。塗料そのものも重要なファクターである事は間違いありませんが、ここで重要なのが塗膜形成、工程が実は後のトーンに大きく影響してくる事はあまり知られていません。
g7ならではのトーンの秘密に、この塗装工程というのは大きく影響している部分なのです。
因みに本機のカラーリングはg7オリジナルカラーであるBlack Beauty。ヴィンテージのレスポールカスタムからインスパイアされたカラーは、独自のレシピで美しく仕上げています。
 
 
工場生産では真似の出来ない手間暇をかけた工程、独自のセンスを武器に仕上げさせて頂いた本機も、実に素晴らしいJMトーンをアウトプットしてくれます。一般的なジャズマスターとは一線を画す独自路線を突き進むg7-JM。
手にして頂いたオーナー様にも、本機の魅力が伝われば嬉しい限りです。
 
 

【Spec】
Body : Alder 2P
Neck : Hard Maple 1P
Finger Boad : Indian Rosewood / 22f
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05M
Bridges : A/P JM with Guardian Rising Saddle & Retro Tone Fixing Bush
Pickups : Seymour Duncan SJM-1 set
Control : 1Vol , 1Tone , 1SW
Color : Black Beauty
Finish : Half Vintage (Full Lacquer)

 
 

2019/02/17

ピックアップにはSeymour Duncanを採用

ピックアップにはセイモアダンカンのSJM-1を採用。トラッドかつクリアな方向性であるものの、適度に中域が盛られたアレンジはバランス良く扱い易い印象を受けます。ジャズマスターPUでありながら各ポジションの切り替え時の違和感もなく、安心して使えるモデルです。
  

指板にはセレクテッドローズを採用

指板にはオーナー様より「茶色が強い色のモノを」というご希望に添う為に、茶系で色の濃い素材を選定。勿論ウッドトーンにおいても素晴らしい個体をご用意しました。影になる様な環境ではほぼ黒っぽく見えますが、露出を高めると上質なブラウンを楽しんで頂ける逸品です。
 

ブリッジ周りにはGuardianとRetroToneを組み合わせて採用

ブリッジサドルにはガーディアンのRisingSaddleを。ブリッジ下にはレトロトーンのFixingBushをそれぞれ採用。トラブルの多いジャズマスターのブリッジ周りを、高い次元で対策しました。