G'7 Special g7-TLT Type 3S "F GREEN"

製作秘話

派手めなカラーでも、渋味や深みを忘れずに



今回は日頃からお世話になっている『アイヴィー楽器』の社長様からのオーダーを頂きました。お取り扱い店の代表者様にご使用頂けるというのは、楽器として優れているという評価を頂けているのだと思いますし、それだけに大変光栄な事だと感じました。

さて今回のオーダーに際して幾つかのキーワードがありました。まずご本人は思い切り弾き倒すようなギタリスト、というよりはコードワークが主体である事。派手なルックスが好きである事。。。などのワードと併せて、カラーはシースルーシーフォームグリーンという独特のオーダーも頂きました。
カラーのイメージとなる画像も頂いたのですが、写真の撮り方や角度等で全くと言っていい程色味も変わる為、実際のお話(好み)も考慮した上でカラーリングのイメージを固めていきました。

実際にカラーが仕上がるまで幾度と無くやり直しをし、ようやく製作者の満足出来るレベルまで到達しました。明るくポップなカラーであっても深みと味のある独特の表情が楽しめるカラーとなったかと思います。

これまで製作してきたシンラインは全てローズ指板だった為、今回の1Pメイプル指板の採用も新しいスタイルです。この事がサウンドにも大きく影響し、アッシュ+メイプルならではのクリアでキレのあるハイ立ちは勿論、ホロウボディならではのふくよかさが加わる事で、決して耳に痛く無い扱い易いサウンドになりました。
勿論音像がこもってしまう事もありません。タイトでクリアな芯がしっかりと存在しており、強めのピッキングをした際にも全くコシが砕けず前に飛んでいきます。
タイトな力強さ、クリアな色気、ブライトな広がり、暖かみのある箱鳴り感、といったあらゆる要素を兼ね備えたサウンドは非常に魅力的な印象を持ちます。

アイヴィー楽器様、これからも公私共々g7 SPLを宜しくお願い致します。


【Spec】
Body : Ash Hollow
Neck & Finger Boad: 1P Plane Hard Maple
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05MN-L
Bridges : Wilkinson WT-3N
Pickups : Vanzandt Dallas Chopper Set
Control : 1Vol , W-Tone , 3Way Lever SW
Finish : Seethrough Seafoam Green  (Lacquer)



2014/07/29

フロントピックアップはダイレクトマウント

フロントピックアップはあえてダイレクトマウントにし、サウンドのタイトさを意識しています。その上でピックガードにはビス穴を開ける事で、オーナー様はいつでもピックガードマウントに変更出来るだけでなく、その穴からドライバーを差し込む事によってフレキシブルに調整が可能となっています。


ブリッジにはWT-3N

ブリッジにはWilkinson WT-3Nを採用。弦高、オクターヴの調整が確実に行えるだけでなく、弦2本につきブラスサドル1つというトラディショナルな仕様も魅力的なパーツです。機能面、サウンド面、デザイン面に於いて一押しのブリッジとなります。


g7 Original W-TONEを採用

ノブをプルアップする事によって、通常のトーンとは効き方の異なるトーンとして使用出来ます。つまりプレイヤーは任意で2種類のトーンコントロールを選択可能となっています。


ストリングスガイドは50sスタイルで1つのみに

通常のシンラインであれば、70sスタイルでストリングスガイドは2つのところを、あえて50sスタイルにしてあります。今回のオーナー様はストローク系がメインという事で、テンションもキツ過ぎずに豊かな鳴りを目指しました。