製作秘話
既存のレスポールに無いスタイル。ヴィンテージ感溢れる雰囲気。
g7では初となるP-90仕様のレスポールをオーダー頂きました。ピックアップだけではなく、トップカラーやビグスビー、更にはバックカラーも含めて《初》尽くしの一本となりました。
今回オーダー頂いたY様との打ち合わせの中で、チェリートップというのは当初からオーダーを頂いており、その色味に関しましても立ち会いは勿論の事、綿密な話し合いを重ねていきました。
そしてバックカラーに関しましても、当初は当店に展示しております1956年製のレスポールを参考に、、、というお話でした。(因みにそちらの個体のバックカラーは弊社代表の大山の仕事によるリフィニッシュとなります)勿論同じようなカラーは可能なのですが、せっかくだからという事で、更なる追求を重ねた新色にて仕上げさせて頂きました。因みにこの新色バックカラーは《Vintage Honey Brown》と命名されました。
このバックカラーとトップカラーのマッチングも予想以上の素晴らしさで、オーナー様にも大変喜んで頂けました。
グリップもこれまでのレスポールシェイプより改良された形状を完成させ、更にストレス無いプレイを可能としています。
パーツ類にもオーナー様の拘りを反映させて頂きました。まずビグスビーはご本人自らエイジドされた物を使用し、ペグにはRS製の物を。そしてピックガードは既存のパーツではなく、g7オリジナルで製作したエイジドピックガードを採用させて頂きました。勿論その他の細かいパーツ類も徹底的に手を加え、最高の雰囲気を演出している事が分かります。
稀少材のみを使用し、最良のバランスで組ませて頂いたレスポールシェイプ。オーナー様にも大変ご満足頂けました。このモデルによって、Y様のミュージックライフが更に充実したものとなれば幸いです!
【Spec】
Body : 2A Figured Hard Maple Top / 1P Honduras Mahogani Back
Neck : 1P Honduras Mahogani
Finger Boad : Jacaranda
Joint : Set Neck
Machine Head : RS KS-LGSS
Bridges : g7 Original Customized GE104B-N
Pickups : Seymour Duncan Antiquity P-90 Set
Control : Les Paul Original Circuit
Finish : Cherry Top / Vintage Honey Brown Back (Lacquer)
2014/05/03
指板にはハカランダ材
指板にはハカランダ材を使用。エキゾチックにうねる板目材がサウンドは勿論の事、ヴィジュアル面においても非常に大きな役割を担っています。
Bigsby B-7
ビグスビー社B7トレモロを採用。ストップテイルピース用のスタッド穴も空けずに製作し、よりスペシャルな雰囲気を演出します。尚、トレモロはオーナー様自らエイジド加工を施されました。
P-90 & 専用エイジドピックガード
ピックアップにはP-90を採用。ピックガードはこのモデルの為に、ヴィンテージの1956年製レスポールから実寸したものを製作しました。リアルなエイジド加工もg7ならではのクオリティとなっています。
ペグにはRS製のエイジドクルーソンを
RS製のエイジドクルーソンペグを使用。半透明で独特の色合いのつまみが、リアルな雰囲気を演出しています。