オーナー様のお好みにより、エッジィでパンチの効いたトーンへと振り切った一本を製作させて頂きました。
 
ジャズマスターシェイプのギター、特にg7-JMは標準的な仕様であっても強いパンチと太い音像、そしてタイトな反応が楽しめる刺激的なモデルとして人気を博していますが、今回のご要望はさらなるインパクトと暴れ。それにお応えできるよう仕様を詰めていきました。

ボディーにはアッシュを。そして指板にはメイプルを採用しました。共に中音域が不足がちの為、サステイン不足を感じたり、プレイの粗が目立つなどのデメリットがあります。
しかし逆を言うと、中音域が不足している代わりにトップが際立ち、輪郭も見え易くなり音像が潰れ辛くなります。
ボトムエンドも引き締まっている為、音像全体が非常にタイトな印象を受けます。
本機の優れているところは、これらの要素を含みながらも決して細くなく、むしろバランスも良く太いトーンである事がポイントとなります。

ピックアップにもグレイボビンならではのエッジィで暴れ易いトーンを出力するGray Masterを採用し、楽器鳴りの特性を更にプッシュアップしています。


非常にメリハリの効いた、ブライトかつタイトなトーンを実現出来た一本です。　究極の弾き応えを存分に楽しめる一本ですので、是非弾きこなして楽しんで頂きたいと思います。