G'7 Special
g7-TLT Type1
〝Deeply See Through Black〟

製作秘話


 
今回のオーダーは久し振りのTLシンライン。過去に10本前後程度製作し、いずれも早い段階で売却となっていた〝g7の隠れた名機〟と言えます。今回はg7ならではのシンラインへのアプローチ、個性と併せて掘り下げてみます。
 
一般的にTLシンラインはアッシュボディーもしくはマホガニーボディーとなりますが、本機はアルダー材を採用。オーナー様とお好みのトーン、完成後のイメージなど相談する中でアルダー材で決定しました。
アッシュやマホガニーには無い、ブライトでクリスピーなレスポンス、同時にふくよかな中域、箱鳴り感が特筆点であり、実に幅広く扱い易いギターとなります。
ですがここで大事になるのが〝音のコシ〟です。アルダーでのシンライン構造は下手な作りですとパキパキになったりスカスカになったり。。。音の芯が抜けてこず、薄っぺらいトレブル成分ばかりが目立つ結果になりがちです。g7-TLTでは中域にフォーカスが当たっており、クリスピーで上品な箱鳴りを実感しながら、中域を中心とした音のパンチが備わっています。
本機は過去製作のg7-TLTと比較してもこのパンチが顕著に実感出来、更にレンジが広くスピード感に溢れたレスポンスダイナミクスが備わっている事で、実に気持ちの良いプレイが堪能出来ます。
 
カラーはオーナー様の拘りであるシースルーブラック。色味は勿論、シースルーの透け具合やムラ含めた雰囲気の演出まで、100%オーナー様のお好みを汲める様仕上げさせて頂きました。
やはりカラーリングの立会い工程で実際に塗装職人とディスカッションを行いながらの作業というのが、最高の結果に結びついているようです。(職人のセンス、スキルは勿論ながら)
 
あまり数量は製作出来ないモデルではありますが、本機はg7の実力やポテンシャルが遺憾無く発揮された一本となったのではと思います。 
 
 

【Spec】
Body : Alder 2P
Neck : Plain Hard Maple 1P
Finger Boad : Selected Indian Rose Wood
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05M
Bridges : Wilkinson WT3GG
Pickups : Vanzandt Dallas Chopper(Less Pressure)
Control : 1Vol , 1Tone , 1Lever
Color : Custom See Through Black
Finish : Half Vintage (Full Lacquer)

 
 

2018/12/16

ピックアップにはVanzandtを採用

ピックアップにはヴァンザントのダラスチョッパー(レスプレッシャー)をセットで採用。アメリカ南部の太く泥臭い、それでいて色気やウェットさも実感出来るモデルです。ヴィンテージ+アルファの中域の太さが魅力。
  

ブリッジにはWilkinsonを搭載

ブリッジにはウィルキンソンWT3を採用。ブラス3コマのパンチや太さはそのままに、各弦のオクターヴピッチまでもしっかりとカバー出来るブリッジです。
 

ボディーカラーには拘りのシースルーブラックを採用

ボディーカラーにはオーナー様拘りのシースルーブラックを採用。生地着色〜スプレーガンによる着色まで含めて立会い頂き、オーナー様が理想とするカラーを徹底して追求しました。