G'7 Special
g7-ST Type3
〝Black on Sunburst〟

製作秘話


 
れぞカスタムコンポーネントといった一本が仕上がりました。
カスタムベースにしたのはg7-ST Type3のノーマルスペック。そこを基にオーナー様の拘りを随所に散りばめた個性的なストラトと言えます。
 
ボディーにはアルダー2P、ネックにはハードメイプル1P、指板には大変希少な材であるハカランダを贅沢に採用しました。1960年前後の仕様を基にしていますが、この辺りのスペックこそが最も扱い易いとの声も多く、本機も使いどころの多そうな、あらゆる現場で活躍出来そうなイメージを持ちます。
 
まず3トーンサンバーストで仕上げられたボディに、上からブラックビューティーカラーで塗り重ねた〝マルチレイヤー〟となっており、更にヘヴィなレリック加工を施す事で他には無い個性的かつ攻めのビジュアルデザインとなりました。
※マルチレイヤードカラーとは、Fender社のヴィンテージギターに多くみられる仕様で、トップコート〜フィニッシュまで一度塗装が仕上げられた状態から、別のカラーを上塗り〜トップコーティングを施し仕上げられていた、2層構造のカラーリングを言います。
ポイントなのは「工場出荷時の時点で既にレイヤードされていたか、一度売却後のリペアカスタムとしてのレイヤードか」という事であり、あくまで新品の状態で既にレイヤードとなっていた個体には多くのファンが存在します。
因みにアンダーコートの役割を持つカラーリングは純然たる塗装工程の一部であり、マルチレイヤーとは全くの別物となります。
 
フレットにはジェスカーを採用しましたが、そのサイズはカタログ外のものとなります。#57110より更に0.2mm程高いフレットで、正に規格外の高さを誇るステンレスフレットを採用しました。レスポンスはタイトに、それでいて耳に痛くないコンプレッション感が備わります。これにより強めのアタック時においてもダイナミクスが飛び出しすぎる事もなく、同時に各ポジションのバランス感も秀逸なものとなりました。
 
王道のSSHコンポーネントストラトスタイルでありながら、マニアックながら的を得た見事な完成度を実現出来たと思います。
ヴィンテージトラッドとモダンコンポーネントの絶妙なバランス感覚が齎す、魅力的な一本となりました。
 

【Spec】
Body : Alder 2P
Neck : Hard Maple 1P
Finger Boad : Jacaranda / 21f
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05M
Bridges : g7 Original Synchronized Tremolo
Pickups : Vanzandt Vintage Plus & Vintage Maniacs HystericPAF
Control : 1Vol , 2Tone , 1SW
Color : Black Beauty on 3Tone Sunburst
Finish : Heavily Relic (Full Lacquer)

 
 

2018/11/27

ピックアップにはVanzandtとVintage Maniacsを組み合わせて採用

ピックアップにはフロントとセンターにヴァンザントのVintage Plus。リアにはヴィンテージマニアックスのHystericPAFを組み合わせました。コンポーネントなルックスに見えますが、狙うサウンドはトラディショナルであることが分かります。
  

指板にはハカランダ材を採用

指板にはハカランダを贅沢に採用。一般的なローズ指板と比較してより硬く油分も豊富に含み易い性質を持っており、主にレスポンス時のトーンキャラクターへ大きな影響を実感出来る希少材です。
 

スリートーンサンバーストの上にブラックを塗り重ねたマルチレイヤーカラー

一度サンバーストでトップフィニッシュまで仕上げ、その上から黒ともう一度トップコートを仕上げるマルチレイヤーを採用しました。加えてリアルなヘヴィリーレリック加工も施し、個性的かつ大迫力なルックスとなりました。
 

フレットにはジェスカーの特注スーパージャンボサイズ

ジェスカーのカタログラインナップの中には存在しない特大サイズのステンレスフレットを採用。前代未聞のサイズ感で個性的かつ上質なプレイアビリティーを実現します。勿論、トーンへの影響も少なくありません。