G'7 Special g7-TL Type1S "Vintage G Orange"

製作秘話

あらゆる拘りが集約されたNew Traditional Guitar


 
今回のオーダーはパッと見の印象は勿論ですが、それ以上の拘りを随所に採用した意欲作となっています。 
  
まず基本仕様としてはテレキャスターシンラインをビジュアルイメージに持っています。しかし構造はソリッドアッシュボディ。ネックには1Pのハードメイプル。ウッドマテリアルとしては一般的なテレキャスターのそれとなります。 
しかし目を引くのはそのカラーリング。イメージとしたのはヴィンテージのGretsch 6120。荒んだシースルーオレンジが意外な程テレキャスターにマッチしている事が分かります。  
グレッチのボディはメイプル材であるのに対し本機はアッシュボディ。木地の色や性質が異なる上でカラーイメージを寄せるのは非常に難しく、オーナー様との綿密な打ち合わせの末に完成した珠玉のカラーとなっています。 
更に雰囲気を演出する為にレリック加工も施してあります。比較的ライトリーなレリックですが、ボディカラーとのマッチングも見事な仕上がり。全く新しいギターであるにも関わらず、数十年の歴史を想像させてくれるような圧巻の存在感を実現しました。 
  
ピックアップはリアにリンディ・フレーリン、フロントにはTVジョーンズのダイナソニック。特にフロントでのパワフルかつパンチの効いたドライヴサウンドは秀逸で、楽器のブライトかつ太くコシの効いた鳴りとの相性も抜群。テレキャスターの限界を超える、一際存在感を放つ瞬間です。 
  
コントロールレイアウトも通常のテレキャスターシンラインだとコントロール同士が近過ぎる為、高確率で隣のコントロールに干渉してしまいます。それを防ぐ為に、オーナー様立会いのもとコントロール位置までしっかりと打ち合わせを行い、プレイアビリティとビジュアルバランスの双方を高次元で形にしました。 
更にトーンポットはスイッチポットとなっており、プルする事でダイレクトに2PU Mixのシリーズサウンド(ハムバッカー配線)を出力します。1アクションで太く伸びやかなリードトーンにアクセス可能としており、本機の隠れた魅力の一つです。 
  
見た目の印象も勿論ですが、そのトーンに至るまで一言では表現出来ない力強く深みのある一本として仕上がりました。見た目はアダルティですが、実際は新品。ここから先、オーナー様の手によって実年齢を重ねる事によってどこまでの風格が備わるか。。。非常に楽しみな一本です! 
 
 

【Spec】
Body : Solid Ash 2P
Neck : Plain Hard Meple 1P
Finger Boad : Meple 1P / 21f / 300R
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05MN-L
Bridges : Willkinson WT-3N
Pickups : Lindy Fralin Broadcaster & TV Jones T-Armond
Control : 1Vol , 1Tone(Push Parallel / Pull Series) , 1SW
Color : Vintage 6120 Orange
Finish : Relic (Lacquer)

 
 

2017/01/13

フロントピックアップはTV Jones

フロントピックアップにはTV Jonesのダイナソニックタイプを搭載。本機の大きな個性の一つとなっています。太く力強い音像ながら同時に透明感も高く、特にドライヴさせた際のトーンは唯一無二の魅力です。
  

ブリッジにはWilkinson WT-3Nを採用

ブリッジにはWT-3を採用。ブラスの3サドルで構成されながらも弦高、オクターヴ調整を最良のセットアップで実現出来るパーツです。6サドル構造のブリッジとはトーンの違いで選んでいます。
 

オリジナルのコントロールレイアウト

PGの形状、コントロールの数はテレキャスターシンラインを採用しながらも、レイアウト位置をオーナー様拘りの配置にしてあります。隣のコントロールと接触せず、それでいて見ためのバランスにも気を使った秀逸な完成度を誇ります。
更にトーンポットをプルするとダイレクトでMixのシリーズ配線出力となり、1アクションで太く伸びやかなトーンを得る事が出来ます。
 

レリック加工を施し、雰囲気を演出

カラーリングと合わせてオーナー様のお好みに合うようレリック加工を施しました。ボディ全体を覆うウェザーチェックや小傷、エルボーダメージなど、細部に至るまでリアリティを追求しています。