G'7 Special g7-ST Type 1 "Lenny Brown"

製作秘話

シンプルながら拘りが詰め込まれた一本


 
 
今回のモデルですが、見る方が見ればピンとくるあのモデルを元に製作しています。
 
今は亡き伝説的ブルースギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーン。彼は短い活動期間の中で、実に多くの名曲を産み落としました。その中で誰もが代表曲の一つとして認めるインストバラード『Lenny』。
他の曲と比べても一際ブライトで透明感があり、キャリっとした超高域のピッキングノイズが印象的な、とても気持ちの良いサウンドを聴かせてくれます。
そのレニーをプレイする際、彼が決まってプレイしていたストラトがあります。それがアルダーボディのメイプル1Pネック。印象的なブラウンカラーにブリッジ下に配されたレリーフなど、個性的なルックスを誇っていたこの個体は、同曲のタイトルそのままの名が付けられました。
 
オーナー様のご要望で、今回はこのレニーのブラウンカラーを再現させて頂きました。色味は勿論、ムラや塗装の焼け色までオーナー様と一緒になってベストな表情を目指していきました。
結果として、オーナー様ご自身からも大変満足されたご様子で有難い言葉を頂けました。
 
アルダー+メイプルといった本機のようなストラトの場合、50年代中頃から後半のスタイル(中域がやや抜けクリアでブライトなトーン)のピックアップを組み合わせるのが定石なのですが、今回は敢えて60年前後のスタイル(中域が持ち上げられ、ややホットなトーン)であるヴァンザントのヴィンテージプラスをセットで採用しています。
しかも今回はレス・プレッシャーというオプションを採用しました。これは各種ヴィンテージモデルのワイヤーテンションを緩く巻いてあるヴァンザントの新しいオプションです。
このオプションによりヴァンザントらしい太い中域はそのままに、いなたく枯れた質感が手に入りました。楽器との相性もバッチリといったところです。
 
一見するとシンプルなスタイルに見えながらも、そこに込められたオーナー様の拘りというのはやはり並々ならぬものが伺えますね。今回のモデルも、オーナー様の手によって素晴らしいサウンドを奏でてくれると信じています!
 
 

【Spec】
Body : Alder 2P
Neck : Hard Maple 1P
Finger Boad : Maple 1P
Joint : Detachable
Machine Head : Gotoh SD91-05MN-R
Bridges : g7 Original Tremolo Assembly
Pickups : Vanzandt Vintage Plus Set (L.P)
Control : g7 Original ST Circuit
Finish : Vintage Lenny Brown (Lacquer)

 
 

2015/11/30

指板にはセレクトされた1Pメイプル材

 

g7では珍しい1Pメイプル指板を採用。ローズの太い中域も魅力的ですが、メイプル1Pのブライトでレスポンスも早く、キャリ〜んとした美しい響きもやはり格別です。
 
 

カラーは拘りのSRV Lenny

カラーリングはオーナー様拘りのレニーブラウン。レイボーンが名曲『Lenny』をプレイする際に使用されていた事から、曲と同名で呼ばれるようになったメイプル1Pのストラト。そのストラトのカラーリングを再現しました。
 

ピックアップにはVanzandtのVintage +(LP)をセットで

 

ピックアップにはヴァンザントのヴィンテージプラスをセットで搭載。しかも今回はレスプレッシャーというワイヤーのテンションを緩く巻いたスタイルを採用。パンチは弱まる分、ヴィンテージライクな枯れといなたさが絶品です。